近年、アウトドアブームということで、「ベランピング」と呼ばれる、自宅のベランダでグランピング(豪華なキャンプ)をする方が増えてきました。
「自宅で豪華なキャンプ」と聞くと、
「大掛かりな設備が必要だったり、設営に時間がかかったりするんじゃないの?」
「ご近所さんに迷惑になるんじゃないの?」
こんな事を思う方もいるかもしれません。
そこでこの記事では、べランピングに関する諸問題と、楽しくべランピングするための考え方や方法をお伝えします。
1.【ベランダキャンプの迷惑ポイント】ベランピングを集合住宅でやる人の気をつけているところ
べランピングをするにあたり、気になるのは周囲への配慮。
戸建てのように周囲との距離を気にしない場所ならともかく、集合住宅でべランピングはできるのでしょうか? ここでは、筆者のべランピングの経験談を踏まえて迷惑ポイントをお伝えします。
・周囲の影響を与えないような内容で楽しんでいる
筆者は4階建てのマンションの3階に住んでいます。晴れた日はベランダの日当たりが良く、マンションのとなりが公園ということもあり景観が良く風も気持ち良いので、ハンモックや折りたたみ式ロッキングチェアを組み立ててカセットコンロを用いてホットサンドを焼いたりコーヒーミルをして軽食を楽しみながら昼寝も満喫して休日を過ごしています。
べランピングといっても私の場合は大規模なものではなく、こじんまりとしていますが、ご近所さんに影響のない時間帯や内容で満喫しています。日中の温かな気持ち良い太陽だったり、風によってこすれる草木の心地よい音など、自然を感じながらコーヒーや軽食を満喫しています。
人によっては「せっかくのべランピングだし、雰囲気のある夜に本格的に炭から火をおこして肉を焼いてバーベキューしてキャンプ気分を味わいたい!」こんな方もいらっしゃるかもしれません。ただ、あくまで集合住宅など周囲とのお付き合いがあることを忘れていけません。
夜の時間帯は、就寝に向けて準備するお宅もあるため避けたほうが良いでしょう。子どものいるお宅であれば早い時間帯に寝かしつけたり、次の日の仕事が早い家庭は早目に寝たいケースもあるかもしれません。そんな中、となりでべランピングをやっていると、音が気になって落ち着いて寝られないと思います。
また、バーベキューコンロなどを使用する際、炭を使用すると煙が出ますし、肉を焼けばにおいが蔓延します。もしとなりのお宅の洗濯物に煙や肉のにおいが付いたらとても迷惑だと思います。キャンプ気分を味わいたいのはわかりますが、サンドイッチなど日の不要な料理、火を使用するにしても、カセットコンロなどで作るホットサンドが無難でしょう。
・時間帯が周囲に影響しない
先程お話した通り、筆者は休日の【日中】にべランピングを実施していました。平日休日いずれにしても、夜に比べて日中の在宅率は圧倒的に低いので、周囲に影響を与えることなくべランピングを楽しむことができます。
・キャンプ内容(規模・騒音・臭い・煙等)が周囲に影響しない
カセットコンロを使用して料理したホットサンドやコーヒーミル程度の軽食であれば、周囲に臭いや煙を発することもありません。また、規模も3~4人までの人数であれば、折りたたみ式の椅子とテーブルを置く程度で、そこまで大がかりにならず音も周囲に影響しないでしょう。
・周辺住民の許可を得ている
ここまでする必要はないかもしれませんが、お隣さんの許可を得れば間違いありませんね。ちなみに筆者はべランピングをした後日、お隣さんに「先日昼間にベランダでコーヒー飲んでいたんですが、気になりませんでした?」と聞いたことがあります。笑
「多分不在だったので気になりませんでしたし、コーヒー程度でしたら隣で在宅していても気にならないと思うので、今後もお気になさらず楽しんでください。隣ということもあり多少の生活音はありますし、お互い様だと思うので。気になったら言いますね。」と嬉しい返事をいただきました。たまたまお隣さんに恵まれた筆者でしたが、気にする方もいらっしゃるので、あくまで参考程度に捉えてください。
3.ベランピングはこんな道具で楽しむと、迷惑もかからないよ
・コーヒーミル
筆者の購入物(参考):HARIO (ハリオ) 手挽き コーヒーミル スタンダード MCS-1
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手挽きできる上に挽き方の粗さも調整できるコーヒーミルになります。休日にまったりマイペースに挽いたコーヒーを楽しむのはいかがでしょうか?
・炉端焼き器 カセットガス
www.amazon.co.jp/dp/B001KZ6LNE
焼き物との距離も調整でき、網も取り付け可能なので使い勝手抜群!付属のタコ焼き受け皿もあり、たこ焼きだけでなく、アヒージョも楽しめます♬
・カセットコンロ
www.amazon.co.jp/dp/B07QFV57H7
一般的なカセットコンロより多少値段は張りますが、「風防ユニット」により横風から火を守ることができ、安定感のある高火力で加熱が早く、持ち運びできるケース付きと、利便性に長けています。
まとめ
いかがでしょうか?
一言で「べランピング」と言っても、戸建てや集合住宅などの環境によって周囲への影響に配慮しながら内容を決めたほうがよいケースがあることが分かったと思います。
この記事を読んだあなたが、周りへの配慮をしたうえで、楽しくべランピングしてもらえれば嬉しい限りです。